山の上の大変な日常




寝たきりの病人を家族が車に乗せてメーサリアン郡からサオヒン地区の自宅に帰る途中、車でメーゲ川の浅瀬を渡っていたところ、ぬかるみにはまってしまい川の中で立ち往生してしまいました。さらに、悪いことに、急に川が増水し、車は水没、エンジンは停止してしまいました。
ちょうど現場に居合わせた村人達10数人が協力して患者を担ぎ、反対の岸辺に駐めてあったピックアップトラックに乗せ、急いでメーサリアン郡の病院に戻しました。川の水が減るのを待ってから自宅に帰るのは、患者が酸素欠乏で危険な状況になる恐れがあったためです。
このニュースの写真を見たとき、車が川に転落したのかと思いましたが、ニュースを読んでみると、転落ではなく、川の浅瀬を車で渡ろうとしてタイヤが泥にはまり込み身動きできなくなっている間に増水して、水没してしまったと・・・。
ピックアップトラックの荷台には寝たきりの病人がいて、メーサリアン郡の病院からサオヒン村の自宅に帰る途中だったんですね。
なんで、こんな事になったのかと言うと、このサオヒン村メーサリアンの病院からは90kmも離れていて、道が整備されておらず、なんと、52箇所も川の浅瀬を車で渡る必要がある場所とのこと。
ま、この村の人にとっては日常なのですが、今回はその途中でタイヤが泥にはまってしまい身動き取れなくなったと。時期が悪かったんですね雨季の雨の影響で、あっという間に増水、車が水没、エンジンも停止、これ修理無理なような気がします。
これを見た村人が慌てて集まってきてくれて、荷台の病人を救い出し、メーサリアン郡の病院に戻したと。寝たきりで酸素吸引が必要な患者さんだったらしく、自宅に戻すより、病院のほうが近いと、また、医療設備が整っているので、安心だとのことで、病院に戻したんだそうです。
もちろん移動中も酸素ボンベをつけていたのですが、そのボンベの酸素が尽きてしまう可能性もあり、命に関わるような、危険な状況だったんですね。
こういう時のタイ人の救助活動は早いです。山岳民族もこういうときは作業が早いです。
これ、問題は、道路の整備がされてないということですよね。村に行くまでに52箇所も川を渡る必要があるって・・・。つまりは雨季は村をでられない状態だということですよね。ちょっとした雨で孤立してしまいます。
ただ、チェンマイは山が多いから、こういう村は結構あるみたいで、予算が追いつかないんでしょうか?各行事の電飾とかやめて、道路整備をしたりできないんでしょうか?実際に政治家はそういうところに住んでないからわからないんでしょうね。
これはもう、国王陛下にその村を訪れてもらうしか無いですね。国王陛下が行かれるためなら、突貫工事で素晴らしい舗装路ができますから・・・。